ヴァンクリーフ&アーペルの人気作「アルハンブラコレクション」とは?その種類と違いを解説
2024/07/01
世界中で人気のハイジュエリーメゾンである「ヴァンクリーフ&アーペル」の代表的なコレクションである四つ葉のクローバーをモチーフにした「アルハンブラ」の購入を検討している方も多いでしょう。 しかし、ひとえにアルハンブラといっても種類があり、種類ごとに特徴や印象が異なります。 そこで今回は、アルハンブラとはどのようなコレクションなのか、種類ごとの特徴などを解説します。
この記事の目次
ヴァンクリーフ&アーペルは1906年にフランスで創業され、1968年にアイコンとなる「アルハンブラ」が誕生しました。 アルハンブラは幸運の象徴である四つ葉のクローバーをモチーフにしており、ジュエリーとしての美しさはもちろん、お守りとして多くの女性から支持されています。 アルハンブラは素材選びが厳しいのはもちろん、選び抜いた素材を限られた職人が一つひとつ手作業で創り上げています。一つのジュエリーを完成させるのに数々の職人技が使われており、機械的に作られた品物とは異なる特有の輝きを放ちます。
幸運の象徴である「アルハンブラ」はきらびやかな輝きではなく、シンプルでフェミニンな印象があり、幅広いシーンで使いやすいジュエリーとしても愛されています。 では、どのような種類があるのか詳しく見ていきましょう。
1968年に初めて誕生したアルハンブラのデザインを現代へ継承したのがこちらの「ヴィンテージアルハンブラ」です。 モチーフが一つだけのネックレスなどもありますが、複数のモチーフが使用されているデザインのジュエリーはモチーフのサイズが同じであることが特徴の一つです。また、モチーフがゴールドビーズで繊細に縁取られています。 数あるアルハンブラコレクションの中で、天然石やデザインのバリエーションが最も豊富なのでコレクションしたい方にもおすすめです。
マジックアルハンブラの代表的なモデルは、大小異なる大きさの四つ葉のクローバーのモチーフがアシンメトリーに配置されており、絶妙なバランス感とモチーフの存在感を楽しめます。 アルハンブラコレクションの中で最も大きなモチーフが使われているほか、ヴィンテージアルハンブラに次いで多くのバリエーションがあります。
スウィートアルハンブラは、明るく可憐な女性をイメージしており、ヴィンテージアルハンブラと比べてモチーフが小ぶりであることが特徴です。 また、ヴィンテージアルハンブラには四つ葉のクローバーのモチーフしかありませんが、スウィートアルハンブラは、四つ葉のクローバーのほか、蝶やハートをモチーフにしたデザインのものがあります。
2001年に誕生したピュアアルハンブラは、アルハンブラのアイコンである四つ葉のクローバーのモチーフを継承しつつ、ポリッシュ仕上げが施されており、艶とやや丸みのあるデザインが魅力です。 主張しすぎないやわらかな印象が特徴的で、普段使いしやすいデザインとなっています。
2006年に誕生したラッキーアルハンブラは、ヴァンクリーフ&アーペルが大切にしている愛と幸運、自然からのインスピレーションを反映させたコレクションとなっているのが特徴です。 四つ葉のクローバーのモチーフ以外に、ハートや葉っぱ、蝶、星など、自然から着想を得たものをデザインに反映させており、フォルムやカラーバリエーションが豊富なので目を引く存在になるでしょう。
これまでのフェミニンでかわいらしい印象のあるアルハンブラとは異なり、「ビザンチンアルハンブラ」は都会的でスタイリッシュなデザインとなっています。 ビザンチンアルハンブラは、四つ葉のクローバーをゴールドフレームだけで模っているのが特徴です。また、天然石を使用せずイエローゴールドのみで作られているシンプルなデザインをとなっており、普段使いしやすいコレクションといえます。
アルハンブラの種類について解説しましたが、「スウィートアルハンブラ」と「ヴィンテージアルハンブラ」はモチーフの大きさが違うとはいえ、似ていると感じる方も多いのではないでしょうか。 ここでは、「スウィートアルハンブラ」と「ヴィンテージアルハンブラ」のより詳しい違いを解説します。
左)スウィートアルハンブラ 右)ヴィンテージアルハンブラ
先に解説した通り、モチーフの大きさが異なるポイントの一つです。 スウィートアルハンブラは直径9.5mm、ヴィンテージアルハンブラのモチーフの大きさは直径15mmとなり、スウィートアルハンブラの方が、やや小ぶりな印象となります。
スウィートアルハンブラは小ぶりでさりげなく付けたい人におすすめ。
ヴィンテージアルハンブラは、特徴的なクローバーもわかりやすくコーディネートのワンポイントにおすすめ。
モチーフの大きさが違うことに加え、厚みが違うのもポイントです。 スウィートアルハンブラはヴィンテージアルハンブラよりもモチーフがやや薄めのとなっており、普段のコーディネートにさりげないかわいさをプラスできます。
ヴィンテージアルハンブラはチェーンの一つひとつが大きく存在感があるうえに、モチーフの上部2箇所からチェーンが出ています。そのため、着用しているときにモチーフが動くことはありません。 一方、スウィートアルハンブラはチェーンが小ぶりになっています。さらに、モチーフの上部1箇所に輪っかがあり、そこにチェーンを通す構造になっているため、モチーフが動くようになっています。
モチーフの大きさや厚み、チェーンなどの違いにより、スウィートアルハンブラよりもヴィンテージアルハンブラの方が値段が高くなっています。 使用している天然石の種類やデザインによって違いがあるとはいえ、同等モデルを比較すると10万円以上の価格差があるでしょう。
幸運を運ぶ四つ葉のクローバーがモチーフとなっているアルハンブラですが、定番のモデルに加えて「ホリデー限定アルハンブラ」の存在をご存知でしょうか。 最後に、ホリデー限定アルハンブラについて解説します。
ヴァンクリーフ&アーペルのアルハンブラは、年に一度の限定モデルとして「ホリデー限定アルハンブラ」を販売しています。
ホリデーシーズン前の10月初旬に販売されますが、販売個数が決まっているため発売当日は店頭に行列ができ、即完売してしまうほど人気があります。 ホリデー限定のアルハンブラは、モチーフの中心に1粒のダイヤが付いていることや、定番モデルではできない名前の刻印ができる点などが特徴です。また、定番モデルにはない色や素材が使われることもあり、限定モデルにふさわしい特別感があります。
過去のホリデー限定アルハンブラをいくつか紹介します。
【2005年 ホリデー限定アルハンブラ 素材: イエローゴールド×オニキス】 2005年のホリデー限定のアルハンブラは、イエローゴールドにオニキスのシックな黒色が映えるクローバーのモチーフでした。
【2017年 ホリデー限定アルハンブラ 素材: ピンクゴールド×ブルズアイ】 南アフリカ産の最高級ブルズアイのなかでもわずか1%しか採れない貴重な素材を使用したモデルであり、定価は415,000円(税込)でした。深みのあるブルズアイのカラーとピンクゴールドの組み合わせは、存在感があるでしょう。
【2018年 ホリデー限定アルハンブラ 素材: イエローゴールド×ゴールドマザーオブパール】 イエローゴールドゴールドとゴールドマザーオブパールを組み合わせたモデルであり、定価は426,600円(税込)でした。こちらの組み合わせはコレクションの中で華やかで、貴重な組み合わせであったため人気がありました。
今回はヴァンクリーフ&アーペルのアイコンと称される「アルハンブラコレクション」について解説しました。
アルハンブラはデザインや素材などの違いによって全6種類あります。また、定番モデルとは異なり、毎年10月初旬に販売される「ホリデー限定アルハンブラ」も非常に人気があります。
ただ、ホリデー限定のアルハンブラは、販売個数が決まっているので、シーズンを逃すと入手困難となります。しかし、リユースショップなら過去のホリデー限定アルハンブラや人気の商品が手に入る可能性があります。 「欲しいアルハンブラのネックレスが店頭で見当たらない」 という方は、リユースショップにも目を向けてみるのがおすすめです。
ぜひ今回の記事を参考に、リユースショップでアルハンブラのネックレスの購入を検討してみてください。