イタリアのラグジュアリーブランド「グッチ(GUCCI)」は、世界中で人気を集めているブランドの1つです。
日本でも幅広い世代から支持されているグッチですが、 「何がいいのかわからない」 という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、グッチの魅力や代表的なアイコンモチーフ、それから定番アイテムについて詳しく解説していきます。
この記事の目次
グッチとは?
グッチ(GUCCI)の歴史は、革製品メーカーを営む家庭の息子として生まれたグッチオ・グッチが1921年に立ち上げた高級革製品店から始まりました。
クラシックなスタイルの上質な革製品は、多くの人の目に留まり、2年後には2店舗目をオープンさせるほどの人気となったのです。
旅行バッグや馬具から始まったグッチは、やがてハンドバッグや靴、レザーアクセサリーなどさまざまなカテゴリーの製品を展開するようになりました。
また、1947年からの第二次世界大戦時代には素材の革を確保できなくなるという事態に直面。 しかし、その代替えとして編み出したコーティングしたキャンバス地のバッグや、革の代わりに日本から輸入した竹をハンドルに使ったバンブーシリーズが大ヒットして、苦難の時期を乗り越えたのです。
1953年に創業者のグッチオ・グッチがこの世を去ってからは、息子たちが事業を継承し、 イタリアのブランドとして初めてのアメリカ進出を果たすなど、積極的にグッチブランドを大きくしていきました。
しかし、1984年ごろからグッチ一族内部の継承争いが加熱したのをきっかけに、ブランドの人気も低迷してしまいました。
そして1990年には、中東バーレーンの投資会社がグッチの全株式を取得し、グッチ一族はブランド「グッチ」から離れることとなったのです。
デザイナーにトム・フォードを迎えてスタートした新生グッチは、保守的だったグッチのデザインに新鮮な風を吹き込むことに成功。
トム・フォードらしい大胆でセクシーなコレクションに加え、1960〜1980年代のグッチ黄金期のアーカイブを現代風にデザインしたコレクションで、グッチを再び人気ブランドへと押し上げたのです。
2004年にトム・フォードが退任してからも、さまざまなヒット作を世に送り出しているグッチ。
2015年にアレッサンドロ・ミケーレがクリエイティブ・ディレクターに就任し、ストリートテイストを落とし込んだ、斬新なコレクションを展開しました。
ブランドロゴのTシャツなど、世界的大ヒットも生み出したアレッサンドロ・ミケーレですが、2022年に退任し、現在はサバト・デ・サルノがクリエイティブ・ディレクターに就任しています。
創業から100年以上経った現在も、グッチは世界的なラグジュアリーブランドとして君臨し続けているのです。
グッチならではの良さ、魅力とは?
そんなグッチの製品にはどのような特徴があるのでしょうか? ここからは、グッチならではの良さや魅力について紹介していきます。
キャッチーなデザインで飽きが来ない
グッチの魅力の1つといえるのが、ダブルGなどキャッチーでインパクトのあるアイコンです。
これはグッチオ・グッチの時代に、品質保証の意味でイニシャルを刻印したことが始まりで、今も多くのコレクションにロゴやアイコンが使われています。 グッチの製品は上品でありながら普段使いしやすいカジュアル感があり、飽きずに長く愛せるものばかりです。
品質が良い
「最上の伝統を最上の品質で」という想いで物作りをしていたグッチオ・グッチの意思を引き継いだグッチは、上質な素材を使った丁寧な物作りにこだわっています。 使用する革へのこだわりはもちろん、メンテナンスにも注力しており、長く愛用できる製品を作っているのです。
多くの有名人にも愛用されている
グッチは、世界中のセレブやハリウッドスター、日本国内の女優・モデル・アイドルなど多くの有名人からも人気があります。
ジャクリーヌ・ケネディやオードリー・ヘプバーン、エリザベス・テーラーなど、歴史に残る有名人から愛されていることも、グッチの魅力の1つです。
様々なコラボアイテムを展開している
伝統を大切にするグッチですが、新しさも積極的に取り入れています。 特にアレッサンドロ・ミケーレが指揮を取るようになってからは、さまざまなブランドやコンテンツとのコラボアイテムを発表しています。
・コムデ・ギャルソン
・ザ・ノース・フェイス
・バレンシアガ
・ドラえもん
・ジョジョの奇妙な冒険
・Xbox
・SEGA
など、ファッションブランドや日本のアニメ、ゲーム会社など幅広いジャンルとコラボしています。 その度に新しい表情を見せてくれるグッチに、世界中が夢中になるのは納得です。
グッチの代表的なアイコンモチーフ
独特なアイコンモチーフも、グッチならではの魅力と言えます。
以下、ひと目でグッチとわかる、代表的なアイコンモチーフを見ていきましょう。
GGロゴ
グッチを代表するアイコンと言えば「GGロゴ」です。
2つのGが重なった「ダブルG」、Gが向かい合った「インターロッキングG」は、さまざまなシリーズで使われています。
ホースビット
馬具から始まったグッチらしいアイコンとして、1950年代に登場したのが「ホースビット」です。
馬につける“くつわ”をモチーフにしたアイコンで、現在も「ホースビット 1955」というラインで展開されています。
シェリーライン
1950年代に誕生したシェリーラインは、「緑・赤・緑」の織物で、乗馬のときに使用する鞍の腹帯から着想を得たアイコンモチーフです。
現在もグッチのトレードマークとして、バッグや財布、靴などあらゆるアイテムに取り入れられています。
バンブー
バンブーは、グッチの歴史の中で重要な役割を果たすアイコンです。
上質な革が手に入らなかった終戦間もないころ、日本から輸入した竹をハンドルの素材に使ったバッグは世界中で大人気となりました。 現在も「バンブー 1947」として、人気を誇っています。
グッチで人気の定番アイテムとは?
旅行バッグや馬具から始まったグッチですが、現在は幅広いアイテムを展開しています。 ここからは、グッチで人気の定番アイテムについて見ていきましょう。
財布
グッチの財布は、長財布やWホックなど使いやすいシンプルなデザインのものが中心です。
収納スペースも豊富で、尚且つデザイン性にも優れているため、年齢や性別問わず人気を集めています。 丁寧な縫製で作られており、長く綺麗に使えることも魅力の1つです。
バッグ
通勤など、たくさん荷物を入れたいときに便利なトートバッグや、お出かけシーンで活躍するショルダーバッグやハンドバッグなど、グッチのバッグは性別問わず人気です。
グッチを代表するアイコンモチーフをあしらったバッグは、インパクトがありコーディネートの良きアクセントになってくれます。
腕時計
グッチの腕時計はスタイリッシュなデザインで、アクセサリーとして身につける方も多く、特に女性からの人気が高いです。
GGロゴをあしらったものや、バングルタイプの腕時計など、遊び心をくすぐるデザインが支持されています。
ジュエリー
リングやネックレスなどのジュエリーは、グッチらしさを感じるデザインが特徴的です。
GGロゴが入っているものが中心で、小さいながらも「グッチ」らしいステータスを感じられるアイテムが揃っています。
ファッションアイテム
毎シーズン話題となるグッチのプレタポルテコレクションは、ウィメンズとメンズ、チルドレンズがあります。 最新のルックだけでなく、トム・フォード期やアレッサンドロ・ミケーレ期などのアイテムへの人気も衰えることを知りません。
まとめ
100年以上の歴史を持つ老舗ブランドのグッチは、人気が衰える時代があったものの、現在においては人気を復活させています。
伝統的なデザインと、新しい時代を感じさせるデザインの両方を取り入れたコレクションは、とても魅力的です。 これからもまだまだ進化し続けるであろうグッチから、目が離せません。 毎シーズン様々なアイテムが登場していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。