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ジュエリーの刻印の意味とは?ブランドジュエリーの刻印も紹介!

2024/09/09

ジュエリーには、裏側などの目立たない場所に刻印が入っていることが多いです。
刻印を確認することによって、素材や純度などがわかるため、価値のあるジュエリーを見つけやすくなります。
とはいえ、
「刻印の見方がよくわからない」
と悩んでいる方も多くいるでしょう。

そこでこの記事では、ジュエリーの刻印が持つ意味や、ブランドジュエリーの刻印について詳しく解説していきます。

この記事の目次

ジュエリーの刻印とはそもそも何?

ジュエリーをよく見てみると、目立たない場所に小さな文字が刻まれていることがあります。
これが、刻印です。
ジュエリーに刻まれた刻印には、一体どんな役割・意味があるのでしょうか。

刻印の役割

ジュエリーに刻まれている刻印は、そのジュエリーの価値を証明するためのものです。

刻印を確認することによって、
・どんな素材が使われているのか
・純度はどれくらいなのか
・生産国はどこなのか
・どのブランドのアイテムなのか
などをチェックできるため、自分に合った質の高いジュエリーを見つけやすくなります。

刻印に刻まれている内容

ジュエリーの刻印には、
・素材
・品質(純度)
・生産地(国)
・ブランド名
など、様々な内容が記されています。

ただし、素材やジュエリーの種類によって記されている内容が変わりますので注意が必要です。
例えば、ダイヤモンドなどの宝石を使っている場合は、カラット数を証明する「石目」が入っていることが多いです。

ジュエリーの刻印はどうやって入れている?

では次に、代表的なジュエリーの刻印方法について詳しく見ていきましょう。

手彫り

ジュエリーに刻まれている刻印は、物凄く小さいです。
そのため、 「人の手で入れるのは不可能なのでは?」 と考える方もいると思いますが、職人が手彫りで入れているケースもあります。
この方法は「手打ち」と呼ばれており、刻印する文字や模様が書かれたタガネを金槌などで叩いて刻印します。

刻印機

刻印機とは、その名の通りジュエリーをはじめとする様々な製品に刻印をするための機械です。
版をジュエリーに打ち付けて刻印するため、製品によるばらつきがありません。
また、人の手で刻印するよりも深く彫りを入れられるため、摩耗に強く消えにくいという特徴があります。

レーザー刻印

近年では、テクノロジーが進歩したこともあり、レーザーを照射して刻印するケースも増えてきています。
コンピューターを使って圧力などを調整するため、精密な刻印が可能です。
また、1mm以下の非常に細かい文字を打ち込むこともできます。

ジュエリーの刻印を入れる場所は?

ジュエリーの刻印は、目立たない場所に入っていることが多いです。
以下、アイテムごとの刻印場所について詳しく見ていきましょう。

指輪の刻印

指輪の刻印は、内側に入っていることがほとんどです。
裏側がえぐられている場合、深い位置に打たれていることもありますので、よく確認してみましょう。

ネックレスの刻印

ネックレスの場合は、チェーンやペンダント部分ではなく、取り付け金具に刻印されているケースが多いです。
ものによりますが、ほとんどの場合は「受け金具」のプレートに入っていますので、チェックしてみてください。

ブレスレット・バングルの刻印

ブレスレットやバングルの刻印は、アイテムによって場所が変わります。
多くの場合、取り付け金具や裏面に刻印されていますが、チェーンブレスレットの場合はパーツに刻印されていることもありますので、注意深く観察してみましょう。

ペンダントの刻印

ペンダントの刻印は、裏面に刻印されていることが多いです。
ただ、ものによっては側面にかなり小さく刻印されていることもありますので、見逃さないように注意してください。

また、ペンダントがネックレスと一体になっている場合、受け金具に刻印されていることもあります。

ピアス・イヤリングの刻印

ピアスやイヤリングの刻印は、ほとんどの場合裏側に入っています。
裏側に刻印がない場合、ポスト(針)の部分に小さく入っていることもありますので確認してみましょう。

また、場合によっては本体側面に入っていることもありますので、様々な角度からじっくり観察してみてください。

【素材別】ジュエリーの刻印一覧

ジュエリーの刻印をチェックすることによって、素材や純度を一目で把握できるようになります。
ただ、そのためには刻印の意味を理解しておかなければなりません。
ここからは、素材別の刻印について詳しく解説していきます。

金の刻印

金のジュエリーに刻印される代表的な情報として挙げられるのが、純度(品位)です。
基本的に、貴金属の純度を表す刻印は千分率で表すのですが、日本の宝飾業界は24分率で表示することが多くなっています。

【金ジュエリーの刻印例】
K24・1000:24金(99.9%以上)
K20・835:20金(83.5%)
K18・750:18金(75.0%)
K14・585:14金(58.5%)

また、カラーゴールドが使われている場合は、以下のような刻印が入っていることがあります。
イエローゴールド:YG
ホワイトゴールド:WG
ピンクゴールド:PG
グリーンゴールド:GG

中には、表面のみ金を塗布した製品もあるのですが、その場合は「GP」「GEP」「HGE」などの刻印が入っていることが多いです。

プラチナの刻印

プラチナが使われているジュエリーには「Pt」という刻印が入っています。
先ほど紹介した金は、日本では24分率で表しますが、プラチナの場合は千分率を使います。

【プラチナジュエリーの刻印例】
Pt1000:プラチナ99.9%以上
Pt950:プラチナ95%
Pt900:プラチナ90%
Pt850(Pt):プラチナ85%
Pm:プラチナ約85%

厳密にいうと、純度100%のプラチナは存在しません。
仮にPt1000と刻印されていた場合でも、基本的には99.9%となりますので覚えておきましょう。

シルバーの刻印

シルバージュエリーには「SILVER」「SV」などの刻印が入っています。
こちらも、プラチナ同様千分率で表記されるのが一般的です。

【シルバージュエリーの刻印例】
SV1000:シルバー100%
SV950:シルバー95.0%
SV925:シルバー92.5%
SV(SILVER):シルバー92.5%or95.0%

それだけでなく、シルバーのジュエリーには「Sterling」の刻印が入っていることもありますが、これは「Sterrling Silver」の略称で、92.5%を意味します。

基本的には、刻印を見ればシルバーの純度がわかりますが、アジア諸国で販売されているシルバー製品の中には、刻印と実際の純度が合っていないものもありますので注意してください。

パラジウムの刻印

比較的リーズナブルでありながら、プラチナのような輝きを放つことで有名なパラジウム。
そんなパラジウムジュエリーには、以下のような刻印が入っています。

【パラジウムジュエリーの刻印例】
Pd1000・Pd999:パラジウム約100%
Pd950:パラジウム95.5%
Pd900:パラジウム90.0%
Pd500:パラジウム50%

金メッキ・銀メッキの刻印

金メッキや銀メッキのジュエリーの刻印は多岐に渡ります。

代表的な刻印は、以下の通りです。
GEP:電気処理メッキ
GF:高熱圧着の金張り
M/1M/3M/5M:メッキの厚さ(ミクロン)
SILVER G:銀メッキ
SILVER F:銀メッキ

見慣れない刻印が入っていた場合は、金メッキや銀メッキの可能性が高いため、しっかりと確認しましょう。

【ブランド別】ジュエリーの刻印一覧

ジュエリーの刻印は、素材や純度を表すことが多いのですが、それだけでなく、ブランド独自の刻印が入っているケースもあります。
ここからは、有名なジュエリーブランドの刻印について詳しく解説していきます。 

※ ここで紹介する内容は、参考情報の一例としてご利用ください。年代やモデル、状態によって異なる場合があります。

Cartier(カルティエ)

1847年にフランスで創業されたカルティエは、世界的に有名なラグジュアリーブランドで、洗練されたデザインと高い品質が特徴です。

Carreray Carrera(カレライカレラ)

1885年にイタリアで創業されたカレライカレラは、大胆で個性的なデザインが特徴のイタリアのハイジュエリーブランドです。

GINZA TANAKA(ギンザタナカ)

1892年に日本で創業されたギンザタナカは、世代を超えて愛される老舗ジュエリーブランドとして、日本の宝飾業界を牽引しています。

CRESCENT VERT(クレサンベール)

クレサンベールは1975年に京セラが開発したラボグロウン宝石(人工宝石)のブランドです。

Courrèges(クレージュ)

1961年にフランスで創業されたクレージュは、モダンで都会的なデザインのジュエリーも展開するファッションブランドです。

GRAFF(グラフ)

1960年にイギリスで創業されたグラフは、世界最高品質のダイヤモンドを使用したラグジュアリーブランドです。

CHANEL(シャネル)

1910年にフランスで創業されたシャネルは、ファッション界の伝説的なブランドで、カメリアやココマークなど、ブランドを象徴するアイコンを巧みに取り入れたデザインが特徴です。

Chopard(ショパール)

1860年にスイスで創業されたショパールは、遊び心のあるデザインと高級時計メーカーとしての確かな技術を融合させた、エレガントで洗練されたジュエリーが特徴です。

CHAUMET(ショーメ)

1780年にフランスで創業されたショーメは、フランス王室御用達の歴史あるブランドで、クラシックでエレガントなデザインが特徴です。

JEWELRY MAKI(ジュエリーマキ)

1965年に日本で創業されたジュエリーマキは、幅広い世代に人気の老舗ジュエリーブランドで、お手頃な価格帯のものが多く揃っています。

Star Jewelry(スタージュエリー)

1946年に日本で創業されたスタージュエリーは、シンプルなものからデザイン性のあるものまで幅広く展開されており、若い世代から支持されているブランドです。

SEIKO(セイコー)

1881年に日本で創業されたセイコーは、時計メーカーとして有名ですが、実はジュエリーも展開していた時期がありました。残念ながら2008年に解散してしまい、現在はジュエリーラインは展開されていません。

Cesta Di Karati(セスタディ・カラッチ)

1989年に日本で創業されたセスタディ・カラッチは、遊び心のあるデザインと高品質な素材使いが特徴のジュエリーブランドです。

Celedia(セレディア)

1953年に日本で創業されたセレディアは、ファンシーカラーダイヤモンドの魅力を最大限に引き出すことに特化したジュエリーブランドです。

TASAKI(タサキ)

1954年に日本で創業されたタサキは、日本の真珠王として世界的にその名を知られるジュエリーブランドです。

DAMIANI(ダミアーニ)

1924年にイタリアで創業されたダミアーニはイタリアを代表するハイジュエリーブランドで、エレガントで女性らしいデザインが特徴です。

TIFFANY&Co.(ティファニー&コー)

1837年にアメリカで創業されたティファニーは世界的に有名なラグジュアリーブランドで、ブルーボックスが象徴的な洗練されたデザインが特徴です。

HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)

1932年にアメリカで創業されたハリーウィンストンは世界最高峰のダイヤモンドジュエリーブランドとして知られ、ハリウッドスターも愛用する、ラグジュアリーなイメージが強いブランドです。

PICCHIOTTI(ピキョッティ)

1967年にイタリアで創業されたピキョッティは手仕事にこだわる芸術的なブランドとして知られ、古くから伝わる職人たちの技と現代の感性が融合したジュエリーは時代を超えて愛される美しさを湛えています。

FRED(フレッド)

1936年にフランスで創業されたフレッドは、マリンスポーツからインスパイアされた大胆かつ洗練されたデザインと、カラフルで遊び心のある色彩が特徴のブランドです。

BOUCHERON(ブシュロン)

1858年にフランスで創業されたブシュロンは、キャトルやセルパンボエムなど創造性溢れるデザインが特徴の老舗ジュエリーブランドです。

BVLGARI(ブルガリ)

1884年にイタリアで創業された、世界的に有名なラグジュアリーブランドで、大胆で華やかなデザインが特徴です。

Pomellato(ポメラート)

1967年にイタリアで創業された、カラフルな宝石を使ったユニークなデザインが特徴の、モダンで遊び心のあるブランドです。

Ponte Vecchio(ポンテヴェキオ)

1981年に日本で創業されたポンテヴェキオは、カラフルな宝石をふんだんに使用した華やかなデザインが特徴的で、幅広い層に人気のブランドです。

MIKIMOTO(ミキモト)

1893年に日本で創業されたミキモトは、世界で初めて養殖真珠を商品化し真珠の代名詞となったブランドです。

MONNICKENDAM(モニッケンダム)

1860年にオランダで創業されたモニッケンダムは、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すカット技術と、洗練されたシンプルなデザインが特徴のブランドです。

LUCA CARATI(ルカ・カラーティ)

1988年にイタリアで創業されたルカ・カラーティは、タリアの伝統的なジュエリー製作技術と現代的なデザインセンスを融合させた独創的で芸術性の高いハイジュエリーが特徴です。

Van Cleef&Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)

1906年にフランスで創業されたヴァンクリーフ&アーペルは洗練されたデザインと高い技術力を持つ老舗ハイジュエラーです。

Vendome Aoyama(ヴァンドーム青山)

1973年に日本で創業されたヴァンドーム青山は上質な素材と繊細な職人技で、エレガントなジュエリーを展開しておりブライダルジュエリーも人気です。

注意すべき刻印4選

では次に、ジュエリーにおける注意すべき刻印を4つ紹介していきます。

「あとK」

金のジュエリーは、K〇というように、Kの後に数字が入るのが一般的です。
ただ、中には「〇K」というように、数字の後にKがくるものもあります。
このような刻印を「あとK」と呼ぶのですが、あとKの刻印が入ったジュエリーは、金の含有率が表示を満たしていない可能性が高いです。
主に東南アジア製のジュエリーや、かなり古い国内製のジュエリーに多いため、しっかりと確認しなければなりません。

「純金」のみ

「純金」という刻印のみが入ったジュエリーを見て、多くの方は「純金(含有率100%)」だと思うでしょう。
ただ、これは金の含有率が90%前後であることが多いです。
ほとんどの金ジュエリーは、純度の記載がなされていますが、稀に「純金」とだけ記載されたジュエリーもありますので注意しましょう。

「PM」「pm」のみ

プラチナの刻印は、Ptとなることが多いです。
ただ、一昔前はPtの代わりにPmが使われていました。
現在でもこのようなジュエリーが存在していますが、Pmもしくはpmとだけ刻印されている場合、含有率が50〜80%前後になることがほとんどですので、ぜひ覚えておいてください。

「洋銀」

「洋銀」という刻印を見て、ほとんどの方は「銀の種類なのでは?」と思ってしまうでしょう。
ただ、洋銀は銀製ではなく、
・亜鉛
・ニッケル
などの合金がメインですので注意が必要です。

刻印の意味を知ってジュエリーをより楽しもう!

多くのジュエリーには、裏面や留め具など、目立たない場所に刻印が入っています。
刻印を確認することによって、
・素材
・純度
・国名
・ブランド名
など、様々な情報を得られます。
また、刻印はジュエリーの価値を証明する重要な要素ですので、長く使える質の高いジュエリーを探している方は、購入前にしっかりと確認しておきましょう。
刻印の意味を正しく理解することによって、後悔のない買い物ができるようになるはずです。

万が一、使わなくなった場合は

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